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2026年10月1日 【中山優馬さんインタビュー】中山優馬が今最大のエネルギーをぶつけて上昇するワンマンライブを和歌山城ホールで開催
10月12日(月・祝)、中山優馬が和歌山城ホールにて「和歌山城ホール開館5周年記念公演 MUSIC DAYS〜DAY2 YUMA NAKAYAMA ONE MAN’26 -Select-」を開催する。
これに先立ち9月某日、中山が和歌山城ホールに来館。ホールすぐそばの和歌山城のお堀沿いを散策し、同館屋上で城を背に記念撮影をしたほか、“どこか懐かしい!”と和歌山名物・グリーンソフトに舌鼓を打つなど“プチ和歌山観光”を楽しんだのに加え、実際に彼が立つ舞台も視察。その広さやエレガントなムードに驚きの表情を見せたあとには取材にも応じてくれた。
来たる10月のステージは今年5月に東京・大阪で行われ好評を博したワンマンライブの和歌山公演で、自身初となる和歌山でのショー。そこで今回は同公演のこと、込めた思い、さらに2025年1月末の所属事務所独立以降、勢いを増すライブ活動について話を聞いた。
INTERVIEW / 01 約束を守り、新しい挑戦へ
――昨年、今年とライブ活動が充実していますね。
「事務所に所属していた時は音楽をリリースしないとライブができないみたいなルールがありまして。だから一度音楽活動から離れるとライブが遠ざかっていくんですね。それでなかなかライブができない時期があり、活動
10周年で音楽プロデューサーの方が話をくれて8年ぶりのライブをしました。その時にファンが喜んでくれて、そういう(ライブでの)姿が見たかった!という声があったんです。
そして独立を決めたあと最後にライブをやらせてもらったんですが、そこでお客さんと、今までやってきた活動……音楽、ライブ、舞台、ファンミーティング……はこれからも変わらずやっていく!って約束をして、さらにそのなかで新しい挑戦もすることを話したんですね。だから早く音楽を届けてライブを!って。で、1発目の『(YUMA NAKAYAMA)ONE MAN』が2025年5月になり、新曲も出して過去の曲も歌えるような状態になったので、それらを披露して安心してもらい、かつ『ONE MAN』は新しい挑戦となる作品になりました。今年の頭にもツアーを打ったり、約束はしっかり守っています(笑)。もちろん、それは自分がやりたいことでもありますね」
INTERVIEW / 02 歌・ダンス・芝居が融合する「ONE MAN」
――さて、昨年より2年連続で行われ、今年は5月の東京・大阪公演に続いて10月に和歌山で開催される「YUMA NAKAYAMA ONE MAN」。これは構成・演出・出演を優馬さんが一人で手がける歌・ダンス・芝居を融合した総合エンターテインメントですね。
「僕は歌と踊り出身。それは絶対に忘れることのない核のようなものなんです。ただ自分は芝居も多くやらせていただいたんで、歌と踊りに振るんじゃなく、すべてを融合させた総合芸術を目指してこの『ONE MAN』を作りました。音楽には音楽の力があるし、さらに音楽単体で聴くより身体表現……実際に目の前で動いたり、踊ったり、お芝居したりすることで、歌詞に書かれているだけではない、歌の主人公がどう思っているのか?や、新たな感情や歌の世界が広がればいいなって。そんな総合的なエンタメの力を信じているし、そういう部分が見どころになると思います」
――具体的に歌とダンス、芝居の融合とは?
「まず新曲『ワンマン・ヒーロー』のキャラクターが出てきて、彼が自分のMVを撮っているところから始まります。そこでうまくいかなくて、撮り直させてくれ!とかって言って……これがわりと芝居の要素ですよね。かつMV撮影なんで本当に歌って踊って、劇中劇みたいなものも使いながら融合させていきます。曲ごとではなく全体の流れもありますが、ま、あってないようなもんです(笑)。1年目の『ONE MAN』はそういう流れがきっちりあったんですけど、今年はもうちょっと突飛な……つながってなくてもいいというか。やっぱり僕が作っている以上、僕のやりたいこと、僕の脳内を表現していて、理論としてつながってなくても成立するんじゃないかなって。
たとえば、頭にタライを落としてます(笑)。これも物語の中であり……でも物語というほどつながってはいないんですけど、タライを落とそうと思ったのは、緊張感を生み出したかったから。感情が動くのはその高低差だと思うので、緊張感を生むためにどうしたらいいんだろう?って。お客さんに緊張してくれっていうのも難しいから、僕が緊張しないといけない。その状態を作り出せば見てる方も緊張すると思ってクイズも用意しています。で、お客さんと協力してチャレンジするみたいな瞬間もあるんです。わりと軽い笑いもあるので、その分、細かなところは重厚に作っていかないと。上澄みだけのぬるい遊びだと思われないように、ちゃんとエンタメに昇華できるようにと思っています」
――タライにもしっかりと意図が……。一見つながってなさそうでも、優馬さんの思考や表現方法としてつながりがあるんですね。ちなみに、サブタイトルはSelect(セレクト)。この理由は?
「1回しか生まれない空気を大事にしたいので、作品中に2択で選びましょう!みたいな場面が何度か出てくるんです。当日、お客さんのセレクトによってAパターンになるか、Bパターンになるか決まり、物語が進んでいくという展開です」
INTERVIEW / 03 思い出の和歌山で、初めてのステージへ
――和歌山のお客さんの選択が気になります。ところで優馬さんは大阪出身ですが、和歌山になじみはありますか?
「小さいころは毎年、夏休みに白良浜に家族で行っていました。釣りをしに和歌山マリーナシティ(和歌山湾にあるリゾートアイランド)にも。当時小学生だった僕にとって夢の国でした(笑)」
――今回、そんな和歌山ならではの演出は?
「今探してるんですけど、今日、土地の空気やそこから想像できる人柄も知れたし、僕が思っていた和歌山のみなさんの品の良さとか、そういうものは必ず公演に反映されると思います」
INTERVIEW / 04 舞台から届けたいのは、明日への希望
――では最後にライブを通して伝えたいことを教えてください。
「やっぱり劇場でしか味わえないものがあると思うんです。そのなかで圧倒的なのが人のパワー。すべての舞台芸術において、最後は目の前で同じ人間が動いてるんだ!っていうことにフォーカスしていくと思います。
そして人から発せられるエネルギーが芸能人の“芸”の部分だと思っています。当然、技術など鍛錬していかなきゃいけないものはあるんですけど、最終的に舞台で信じられるものは今持っているエネルギー。
だから本番は、エネルギーをぶつけるっていうのが僕にとって最重要で、それを体感してもらうことが一番衝撃度が高いんじゃないかなって。それを簡単な言葉に変換すると、かっこよかったとか、きれいだったとか……そういうことでいいんですけど、それらを体感してもらうためのエネルギーを自分はとても重要視していますね。
いろいろな言葉に変換されたとしても、明日も頑張ろう!って思えるパワーになると思います。だからやっぱり伝えたいのは希望なんですよね。それにライブではそのエネルギーがぶつかり合うんです。ぶつかって上がっていく。それが理想ですね」
――観客とご自身のエネルギーがぶつかってさらなる高みへ。
「最近はもう全部すっからかんになるまで(エネルギーを)舞台上で出す!っていう勝負になってきて。1回ずつが勝負で、1回ずつ体力をゼロにするように心がけています。今、過去のどの時よりエネルギーや体力があると思うし、そういう人間の物理的で体力的な限界も見せることになると思います。それも含めて楽しんでいただきたいです」
――歌、ダンス、芝居。そのすべてを通して中山優馬が届けたいのは、観る人の「明日も頑張ろう」につながる希望だ。観客の選択によって展開が変わる『ONEMAN』は、和歌山でどんな表情を見せるのか。幼いころの思い出が残る土地で迎える初の公演。舞台と客席がともにつくる、その日だけの時間を楽しみにしたい。



